ぷにころ開発記録・第7回

LINEで相談するようにゲームを作る

ゲーム開発というと、パソコンの前に座り、難しいプログラムを一日中書いている姿を想像するかもしれません。

もちろん、私もパソコンは使います。

でも、実際にやっていることの多くは、LINEで誰かに相談しているのとあまり変わりません。

「古いスマートフォンだと動きが遅いんだけど、どうにかならないかな」

そうAIに相談すると、原因を調べ、いくつかの方法を提案してくれます。

説明を読んでも、私にはよく分からないことがあります。

それでも、

「なるほど。じゃあ、それでやってみて」

と返すと、AIが作業を始めます。

しばらくすると、本当に動くものができています。

私はそれを触ってみて、

「まだ少し重い」

「動きが変になった」

「前より良くなったけれど、何となく気持ちよくない」

と伝えます。

すると、AIがまた原因を調べ、直してくれます。

ぷにころは、だいたいそんなやり取りを繰り返しながら作っています。

AIの「できます」を、少しずつ信用できるようになった

1年ほど前まで、私はAIの「できます」をほとんど信用していませんでした。

自信満々に「できます」と答えたのに、実際には動かない。

何度か直してもらううちに、別のところが壊れる。

最後には、AIに相談しても原因を突き止められず、そのまま行き詰まる。

そんなことが珍しくありませんでした。

ところが最近は、「こういうことはできないかな」と相談すると、驚くほど簡単に実現してしまうことがあります。

もちろん、今でも間違えることはあります。

うまくいかないこともありますし、できたものを自分で確かめる必要もあります。

それでも、AIが提案するだけで終わらず、実際に作り、動かし、問題があれば自分で調べて直すところまで進めるようになりました。

少し前までのAIを知っていると、その変化には何度も驚かされます。

魔法のプロンプトは使っていない

AIの活用方法について調べると、いろいろな言葉が出てきます。

プロンプトエンジニアリング、コンテキスト、フック、エージェントループ。

もっと上手にAIを使うための方法が、たくさん紹介されています。

きっと、どれも使いこなせば便利なのだと思います。

ただ、私はほとんど分かっていません。

普段AIに伝えているのは、

「何を作りたいのか」

「今、何に困っているのか」

「どうなってほしいのか」

だいたい、この三つです。

特別な命令文を考えるというより、分からないことをそのまま相談しています。

「よく分からないけれど、動きが重い」

「もっと柔らかそうに見せたい」

「ここが遊びにくい気がする」

そんな曖昧な言い方でも、AIはプロジェクトの中身を調べ、考えられる原因や方法を教えてくれます。

うまく説明できないときには、AIのほうから質問してくれることもあります。

少なくとも私のような素人が何かを作るときには、難しい使い方を覚えることより、率直に相談することのほうが大切なのかもしれません。

ChatGPTだけでもできるけれど

通常のChatGPTとのチャットでも、相談したり、コードを書いてもらったりはできます。

ただ、ゲームのように、たくさんのファイルが組み合わさって動いているものを作る場合は、プロジェクト内のファイルを直接扱えるClaude CodeやCodexが便利です。

こちらが困っていることを伝えると、必要なファイルを探して読み、何が原因なのかを調べます。

それから作業の計画を立て、プログラムを書き、テストできるものは実際に動かして確かめます。

問題が見つかれば、さらに修正します。

私はできあがったものを実際に触り、

「思っていたものと違う」

「ここは良くなった」

「動くけれど、あまり面白くない」

と伝えます。

技術的なところはAIに任せ、私は自分に分かる言葉で感想を返す。

このやり方が、今の私には合っているようです。

一番のハードルは、Gitかもしれない

強いて言えば、GitやGitHubについては、少し知っていたほうが作業を進めやすいと思います。

今の状態を保存する。

どこを変えたのか記録する。

失敗したら、前の状態へ戻す。

その程度の仕組みが分かっているだけでも、安心してAIに作業を頼めます。

とはいえ、Gitの使い方もAIに聞くことができます。

振り返ってみると、GitとGitHubは、最初に少し覚えておいてよかったと感じます。

今のAIは、私が困っていることの多くを、一緒に調べて解決してくれます。

私がしているのは、相談とダメ出し

ぷにころの開発で、私がしていることはそれほど多くありません。

「こうしたい」と伝えること。

できたものを触ること。

そして、違うと思ったところにダメ出しをすること。

技術的な提案の細かいところまでは、よく分からないこともあります。

「そういう方法があるのか。では、試してみてください」

と頼むことがほとんどです。ただ、変更前の状態はGitに残し、できたものは自分で触って確かめます。

それで本当に動いてしまうので、毎回感心します。

もちろん、どんなゲームにしたいのか、できたものが面白いのかは、AIには決めてもらえません。

でも、思いついたことを形にするところまでは、AIが驚くほど手伝ってくれます。

まだ使ったことがない方は、難しい活用方法を勉強する前に、まずは一度、普通の言葉で相談してみることをおすすめします。

小さな困りごとでも、作ってみたいものでも構いません。

「こんなことはできる?」

そこから始めるだけで十分です。

少なくとも私にとっては、本当に世界が変わったように感じました。

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